簡潔にいうなら「初期設定をしていない」「下書きをなぞっているから」
ペンタブはワコム製・ソフトはメディバンペイントを使ってますが、どのペンタブ&ソフトでもあてはまる「ペンタブの線がガタガタする主な原因」について書いてみます。
初公開日・20190305 更新日・20200507
ペンタブの線がガタガタになる理由について語る 1
理由その1 自分にあった設定を行っていない(初期設定のまま)
ペンタブやソフトは大きさや種類、様々ありますがどの機種であっても「設定」項目があるはずです。
私が使っているペンタブであれば「ワコムのタブレットのプロパティ」で行います。
ペンタブ設定だけでなく、自分が使っているソフトの設定も行ってください。
実際ペンタブで線などを書いてみて、自分の思うような線が引けると思うのはどこか?を探してください。これを怠るようだと、今後きれいな線がかけることはないです。
ペンタブの線がぶれる⇒自分の筆圧などの設定とあっていない可能性あり
タブレット・ソフトの両方で「自分が書きやすい、描きやすい」と思う設定を探すことが第一歩です。
ペンタブの線がガタガタになる理由について語る 2
「下書き」をおっていませんか? 「下書き」をなぞっていませんか?
私もペンタブを導入して2時間くらいで普通にかけるようにはなったものの、線がきれいに引けない、ガタガタするなぁって思っていたんです。
ある日、意識を変えてみたら線がガタガタせず、いままでと比べて違いがわかるほど線がきれいにかけるようになったんです。
意識をかえたこと、それは「はみ出してもいい(下書きと多少違ってもいい)から強弱つけて線をかく」
アナログでイラストや漫画を描いていたことがあるのですが、ペンの強弱、「入り」と「抜き」って大事なんですよね。いきいきしている線になるといえば伝わるでしょうか?
ペンタブ(デジタル)も同じ。
誤解をあたえかねないと思ったので▼
*アナログで漫画を描いているプロは「修正液を使う場合は、修正液を使って当たり前な箇所のみ」しかありません。たとえば集中線引く際に押しピンであけた穴をふさぐためとか。
*デジタルの場合はアナログで描く漫画の「手順」を変更しても問題ないという点があることと、「意識」をかえることによって私は変化したので書いてます。プロとして活躍している人からすると真逆の答えをされるかもしれません。
ペンタブやソフトで自分にあった設定を行っているのでしたら、1度はみ出してもていいから(下書きと違ってもいいから)いきおいをつけてかいてみてください。
あれ? いままでと違う!? って思うはずです。
……ただひとつ難点が。
はみ出した部分を消しゴムなどでけして線をつけたした場合ってエッジがあらくなるのが……(何をいっているのかわからないという人は実際かいてみるとわかりますよ)
ペンタブ、もしくはソフトによっては違うのかもしれませんが。
補足▼
描くことになれてくると、「入り」「抜き」のある、「適切な長さや太さの線」が、かけるようになりますよ。意識しながら作業量増やすしかないです。
実際の例がみたい? 同じイラストで比較線画を作ってみました【画像使用キャラクター・東方・紅美鈴】▼
ちなみに画像のキャラクターは東方の紅美鈴です。
下書きをはみださないように描いた線画
下書きの上をゆっくりと線を引いてみたり、短い線をすこしずつつなぎあわせたりしながら描いてみました。
ガタガタしてるし、いきおいもないですね。またはみださないようにかいたために線がヨボヨボしているところも。
では同じイラストで今度は下書きをはみ出してもOk! で描いてみました▼
*線の太さにバラツキがありますが、イラスト講座用&強調させたくてこの仕上がりとなってます
先ほどと違い、少なくとも「入り」と「抜き」があり、線に強弱があります。
またいきおいをつけているので線の太いところと細いところがあり、線がヨボヨボとしている印象はないです。
下書きをはみださないように描いた線画と比べると、すくなくとも「入り」「抜き」のある二枚目のほうが「安定感」や「スッキリ感」があります。
「入り」と「抜き」のある線がかけない!という人へ
練習が必要です。アナログでGペンなどで漫画やイラスト描いていた人なら、デジタルでの習得にそれほど時間はかからないですよ。
「どうやっても線画がガタガタする(;_;)」という人は「アナログ」で描いたあとに「デジタル」にすればいい
といっても、Gペンや丸ペンなど買ってきて描くのは「デジタルで描く」よりもむずかしいです。難易度が上がります。
「紙に描いた絵をデジタルにしてくれる「ペーパーモード」搭載のペンタブをつかう方をすすめます。